2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ肩の夜間痛が起こるのか

なぜ寝ているときに肩の痛みが強くなるのでしょうか? この夜間痛、実際のところ原因ははっきりとはわかっていません。 考えられる説についていくつかあげたいと思います。 ●血流やリンパの流れが滞る 夜眠っているときは、体の動きが少なくなり、体温も下が…

運動器とは

運動器とは、骨、関節、筋肉、靱帯、神経など身体を動かすために必要な器官や組織の総称です。 歩いたり、立ったり、座ったりするためには、運動器の働きが欠かせません。身体を動かすためには、骨や関節の状態が良好に保たれて、さらに神経が正しく働いて筋…

五十肩が治るまで

五十肩には急性期、慢性期、回復期があります。 急性期(2週間から3カ月位) この時期は夜寝ている際に痛みを生じる「夜間痛」や、肩を動かす際に腕や手にも痛みが伝わる場合もあります。 無理に動かさず、痛みが強い場合は薬や注射で痛みを軽減させます。 …

椎間板ヘルニアと痛み

MRIの画像で椎間板ヘルニアの経過を追っていくと、ヘルニアは時間の経過とともに自然に小さくなったり消失していくことがあります。 当然ヘルニアが消失すれば痛みも軽減していくと思われます。 しかし、ヘルニアがなくならなければ痛みが軽減しないかという…

鎖骨の重要性

鎖骨は、真上から見るとS字型をした骨で、太さも均一ではなく中央部から外側にかけて丸から三角形へと変化します。 内側の端は胸骨とつながり、外側の端は肩甲骨とつながりそれぞれ関節を構成しています。 鎖骨は肩甲骨を介して、腕を身体につなぎとめる役目…

外反母趾のメカニズムと足のアーチ

足のアーチは、親指側と小指側にある2つの縦のアーチと、親指のつけ根から小指のつけ根までを結ぶ横のアーチがあります。 外反母趾で特に問題となるのは「横アーチ」です。外反母趾のほとんどの方は、この横アーチが崩れています。 横アーチを形成しているの…

骨折を早く治すには

従来の骨折治療では、整復(骨折を元の状態に戻す)ギプス固定を行って骨がくっつく(癒合)まで待つというものでした。 しかし近年では、超音波が骨の癒合を早める事が報告され、臨床応用されるようになってきました。 骨折治療に超音波を用いると、ただ骨…

五十肩(肩関節周囲炎)

特に原因がないのに肩に不快感や痛みを覚えることがあります。肩が痛くて腕が上がらなくなったり、手が後ろに回らなくなったりしたら、五十肩が疑われます。 利き腕かどうかは関係なく、左右どちらの肩にも起こります。片方が治った後に、もう片方が痛くなる…

睡眠中に足がつる原因

睡眠中に足がつる症状がよくみられます。痛みは数分で治まることもありますが、それでも目がさめてしまうので、くり返すようになると睡眠障害を引き起こす場合もあります。 睡眠中に足がつる症状は、運動をしている方にも、運動をしていない方にも起こります…

長引く腰痛

慢性の腰痛は、筋肉の炎症による痛みや神経の痛み(神経障害性疼痛)、また、心理・社会的要因などが複雑に合わさった状態にあります。 心理・社会的な要因とは家庭や仕事などでの人間関係や、置かれている立場によるストレス等です。 腰痛によって身体を動…